サンタクロース物語

一人前のサンタを目指す少年の成長記
+テキストごった煮
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Prologue 〜Illusion

英語でタイトルつけるといつか万策着きそうな気がしますが、
後先は特に考えてません(ちょwww)

三太視点で進めていこうと思います。
途中で視点アングルが変わることもありますが、基本は三太の日記調で進めていきます。

※2010年10月1日
本編加筆修正
確かに俺は見たんだよ!!
飛行機に乗ってこの島に来る時に羽の生えた女がさっ!!

「こぉらぁ〜三太!!起きなさぁ〜い!!」
妙に聞き覚えがある…でもこの声は…
「っていうか、何で梢蘭がここに???」
そこには確か空港で別れたはずの直樹の妹の梢蘭が俺の顔を覗き込んでいた。
「ん〜!!もう、三太忘れたのぉ〜?」

あぁ、あぁそうだ。梢蘭は兄の直樹についてく為に俺の鞄に入ったりずっと後をつけてったりするような女だ。今回もそうやって強引についてきたんだろう。まぁ、梢蘭が来たがるのも直樹についていきたいってのが一番だろうけど、今回俺達が来た場所は、『サンタクロース島』という見た目が普通の人間とはかけ離れている人間だけが住まう場所らしい。

サンタクロースは、少なくても俺の住んでたトコではトナカイに乗ったおっさんのことをさすが、トナカイに乗って空を飛ぶなんて普通の人間にできることじゃないだろ?だからサンタクロースは、亜人じゃないかっていう親父の勝手推測らしい。島の人間は(親父が言うには、主にここの長老がらしいが)あまり関わりを持ちたがらないらしい。だがしかし、自衛の意味で特定の家系の人間だけを受け入れてるらしいそれがうちの親父の家系らしい。まぁ、代々の財閥で世界中を飛び回ってるからなぁ…。適任といえば適任かもしれないが…。まぁ、そいつのせいで俺の名前が「黒須三太」とかになってるわけだが…そしてサンタクロースの修行とやらでここに来たわけだが…まぁ、高校に進学もしたくないし、

あー何はともあれ、俺は、ここで一人前のサンタクロースになるための修行にきたのだ。
何でも人間でサンタクロースになりたいなんて奴は俺が初めてらしいが、特に気にしないこの白スーツでばっちり今風のイカスサンタになってやるんだ!!
なんてったって「くろすさんた」だからな。昔はこの名前で嫌な思いもしたが、今はこのサンタ道を突き進んでやる。

「いつまで寝ぼけてるんだぁ〜?三太ぁ。早よう起きぃや〜!!」
そうインチキ関西弁で俺に語りかけるのは、戸仲居直樹という俺の友達で兄のような存在だ。地黒で紅瞳。悔しいが、俺よりは顔立ちが整ってると思う。だが気さくでいい奴だ。俺に何の打算もなく近づいてくる。こいつもまた妹の梢蘭と一緒で亜人だ。直樹の耳はとがってまるで、物語に出てくるような「エルフ」のような耳で梢蘭の耳は犬か猫のようだ。
別に俺は、こいつらが特別変わってる人間だとは思ってない。普通に怒るし、笑うし、悲しい時は泣いたりもする。なんかのコスプレだと思ってれば特に気に障ることもないと思うが……大人の社会ではどうもそうはいかないらしい。
「おはようございます………?」
と、俺に話しかけてきた女の姿を見ると、おいおい大丈夫かと言わんばかりの血色の悪さ、そして唇は紫がかっていて、表情はとても眠たそうだった。
「ね……寝不足ですか?」
俺が、答えを濁してるとナオキがこう言った。
「このライラさんはなー。ここの家に住んどる美人な女医さんなんやでー。寝不足やってのに、俺達が島に来た時は、挨拶に来れんかったからってわざわざ挨拶に来たらしいで〜」
「ぶー。お兄ちゃん私というものがありながらー……浮気はダメなのっ!!」
「あーはいはい。ライラさんは人妻やからね〜流石に俺も手ぇっ出さんわ〜。まっ、三太も怪我とかしたらよう診てもらっときー。」
とりあえず、馬鹿兄妹の痴話喧嘩は適当に聞き流して、俺はそのライラという女性をまじまじと見つめ『医者の不養生』ってこういう人のこと言うんだなと、妙に納得してしまった。
「……あの…私、何かおかしなところある?」
「いやっ、、、そういうわけじゃありません!!」
と否定したすると
「……そう。じゃぁ、お大事に。」
と言って医務室を後にした。

それにしても、あの飛行機で見た空を飛んでいる女性、さっき夢にも出てきたような…。思い出そうとすると、頭が痛い…。

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「私の名前はスオウ………
貴方は同じ痛みを持つ者に出会うでしょう。
そのことは、貴方にとって『思いやる心』を育てる人となるでしょう

私ともきっといつか会うことになりますよ…。私も貴方に会えるのを心待ちにしてます。」

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俺が暫くの間頭痛に悩まされているといつの間にか部屋にはムチを持ったひとりのおっさんがたたずんでいた。

ムチオヤジはムチで床を叩くと

「さっさと起きろ!!サンタの特訓が始まるぞ!!」

と怒鳴りだした。

俺のサンタ修行はとんでもなく辛いものになりそうな予感満点の朝の爽やかな目覚めを迎えた。
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