サンタクロース物語

一人前のサンタを目指す少年の成長記
+テキストごった煮
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Page2 〜Festival

本来行うべきはずのクリスマス更新を怠りましたorz

その後は、年内更新終了を目指してたつもりですが、それすらも流れて年越し・・・

これで、第1章が終わります。2章は今年の秋頃から連載致します。

来年こそは!!年内完結目指します




JUGEMテーマ:小説/詩


見習いサンタの俺たちは、まだプレゼントを配ることができないらしい。サンタ道はなかなかに険しいものらしい。そしてここの島でのクリスマスは、「復活祭」という、少し風変わりな祭りがあるらしい。戸仲居兄妹達も密かにこの祭りを楽しみにしていたという。

どんなものなのか気になるじゃないか?

それなのにレイブのおっさんは
「お前は行かない方がいい。俺と一緒にここにいたらどうだ?」
って言うもんだから、しょうがないきっと呑みに付き合わせられる。俺はまだ未成年なんだぞ!!

おっさんを振り切って俺は、戸仲居兄妹とエルポッド姉妹と復活祭に行った。

祭りというから、もっと賑やかなものを想像していたのだが、俺たちが向かった先には野外ステージのような場所だった『祭壇』というところらしい。シェトラの話では、ここで亜人の最高血族の「フライヤー(空を飛ぶ翼を持つ人)」と「ヴァンパイア(もちろんライラのことだ)」が祝福を授けるらしい。そんな説明を受けたあとで、シェトラも

「三太…あんたも一緒にレイブのとこにいたほうがいいんじゃないの?」

とか抜かしやがった。むむむ・・・アスラの面倒を見ている恩を忘れたのか?
ってかそんなに止められると逆に見たくなるのが人情じゃないか??
ともかく俺は、強引にくっついてくことにした。

だが、やめておけばよかったんだ……。


ステージの前には既に人がびっしり並んでいて最高血族の2人の登場を今かと待ち受けている状態だった、照明が一瞬消えたかと思うと急に明るくなり最高血族とされる二人が現れた、この席からだとよく見えない…ひとりはライラなのだろうけれど、もうひとりは…どこかで……みた気がする…。うーむ…

「あっ、いよいよ『恩恵』が始まるのね♪私がここに強引に来た理由ってこのイベント見たかったのよね…。」

梢蘭が少しうっとりがちに言った。どうやら大きなイベントが始まるらしいライラともう一人の女性は華麗に舞いながら声たらかかにこう叫んだ

「尊き我らが神よ 今日この度我らに尊き光を!!」
「偉大な力を持つ我らが魔人の力を我らに力を!!」

与えたまえ!!!

二人が声をそろえると。稲光が何度も走り、思わず目を閉じてしまった。再び目を開けると周りにいたはずのナオキ達が動物やエルフに変わっていた。

俺とアスラをのぞいてみんな……

あぁ、この光は亜人達の力を解放する儀式なのか・・・アスラもよく見るとうっすら牙が生えている。俺だけ取り残されてしまった・・・この感じお金持ちだからってのけ者にされた時の感じに似ている。きっと俺は、この島でも浮いた存在なんだ

「もう、だから来ない方がいいじゃないかっていったじゃない!!」
シェトラがたしなめたが、俺は思わず
「俺が悪いのかよ!!」
逆切れしてしまった。シェトラ達は何度も俺をたしなめたのに彼女達の話をまともに聞かなかった俺が悪いんだ
「ゴメン、ちょっとこんなことになるなんて想像つかなくてさ・・・」
なんだ、俺泣きそうじゃないか・・・でも泣かないぞ!!そう涙をこらえてると、アスラが俺に近寄ってきた
「あのね・・・おねえちゃん。わたしののことしんぱしていつも、ぎしきのおわりだけ見てたの・・・さんたおにいちゃんのこともきっとすごくしんぱいしてたんだよ・・・。だからこれ・・・。」

そういってアスラは俺に猫耳頭巾をつけた。自分も猫耳のカチューシャをつけ
「えへへー。おそろいならさびしくないよね。いつもおねえちゃんとこうしてたんだけど、ことしはさんたおにいちゃんといっしょで、うれしい……!!」

シェトラの小さな優しさに不覚にも俺はこらえてた涙のダムを決壊させてしまった。


今の俺は、もうひとりぼっちなんかじゃないんだ……

心からそう思えたからなんだ
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