サンタクロース物語

一人前のサンタを目指す少年の成長記
+テキストごった煮
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Page9 〜friend



三太「なっ、なんだよぉ~俺がユニク●のフリース着て焼きいも食うのがそんなに珍しいのか!?」

彼の意外と私服とか部屋着はユニク●とかしま●らだと思う
薔薇風呂には入るのになwwwww
 「それにしても、シェトラに絡んできた三太はおもろかったで~。」
帰り道、何度も直樹に笑われた。
「シェトラのビビった顔も滅多にみれんしなぁ~。はぁ~おかしいー。」
直樹は、腹を抱えて笑ってる。
「…だって、言いたくなかったんだ?お前が亜人と人間のハーフだってこと」
もう3年も近くここに住んでるのに誰にも自分のことについて言わなかったということは、隠しておきたかったことだと俺は思ったから…。
すると、直樹は俺の頭にチョップをかましてきた。
「アホやなぁ~三太は、わざわざなんでそんな争いの火種まくような事わざわざ言わなならんのや~。亜人だって相手がせっかく認めてくれるんやから余計なことは言わない方がいいことだってあるやん!疑問に思った奴がおるんやったら正直に話すつもりやったんやで~」
直樹は、あっけらかんとそう言うとさらに言葉を続けた。
「なぁ、三太?『差別』って『区別』して周りに囲いを作ってしまうことも言うんやで~三太は確かに、「金持ちの子」って茶化されてたかもしれんよ?でもな、三太自身も相手に「どうせ俺は…。」って壁作ってたんちゃう?そういう意識も「差別」って言うやで。」
…確かにそういうこともあったかもしれない。否定はしない。そういう風に生きていくのが一番楽だと思ったから、思わず俯いてしまった俺の顔を無理やり持ち上げ、俺の目を見つめてこう言った。
「確かに煩わしーもんから自分を守るってのも大事なことや。でも、今のお前見てると梢蘭の相談に乗ってあげたり、アスラの面倒見たり、シェトラ夫婦漫才みたいなことやったりして本当に楽しそうやん。日本に帰ってからもそんな感じで皆と接していったらええねん。」
そう言って、直樹は俺の方を何度も叩いた。
「そ、そうだな…確かにお前の言う通りだ。」
俺は深く頷き直樹の顔を見つめると直樹は急に俺に抱き着いてきた
「ありがとな…さっきは、笑ってしもうたけど、ホンマは、俺わかってるから、俺のこと庇ってくれたんやろ。」
「なっ、、、なんだよわかってんなら最初っからそう言えよ。」
俺は、直樹をふりはらおうとしたが
「ほんま…おおきに…ありがとう…。」
直樹は肩をひきつらせ泣いているようにみえた。
俺が孤独を感じていたように彼もまた寂しい思いをしてきたのだろう、唯一の家族の妹もこの島を去ってからは尚のことだろう。
「なんだよ…俺たち友達じゃないか…。」
ともだち俺の言葉から自然とこぼれた、そうかこれが本当の友達っていうやつか…。
「せやな…「ともだち」なのに変なこと言うてしもうたな。」
その日俺と直樹は肩を組んで笑いながら家路についた。その日の夜俺は直樹が俺に言ったことについて考えていた。

自分が壁を作っていることも差別か…。
俺は、そんな昔の自分から本当に変われたんだろうか?

とりとめない思考を一時的に止めふと窓の外を見つめるとふわふわと綿雪が硝子に張り付いて消えた。またこの島は冬を迎えようとしていた。



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