サンタクロース物語

一人前のサンタを目指す少年の成長記
+テキストごった煮
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【cat】

 ほんらいなら昨日ががっと更新するはずでしたが、ちょっと魔界(お布団ぬくぬくすぎてなかなか出れないという魔力を保持することから、魔界と呼んでます)に行ってたので、更新できませんでした(´・ω・`)

引き続きまして本編更新。今回も紫雪さんとことのコラボです。
「あっ、それ『キモノ』ですね〜。わー初めて実物見たっ!!すごーい」
シェトラは、比良坂事務所にいた和服姿の女性サーペントに声を掛けていた。
「なんだい。嬢ちゃん。着物が珍しいのかい?」
「はいっ!!一度見てみたかったんです!!生地とかも独特ですよね〜。触ってみていいですか?」
サーペントの問いかけに、シェトラはさらに食い込んできた。
「あぁ、生地に興味があるなら他の服もあるから見ていくかい?」
「わ〜ぉ!!あっりがとうございま〜す!!」
姉と一緒についてきたシェトラは、少し退屈そうにしていた。

「あーおねぇちゃん。おようふくのおはなしかぁ…。」
シェトラの仕事でもある服の話となると周りが見えなくなってしまうことは、アスラも子供ながらにわかっていたので、姉の傍を離れ、何か食べ物を探すことにした。
「おなかすいたな。」
テーブルの上にはいい匂いのするご馳走が並べられていたが、背の低いアスラにはジャンプをしてやっとテーブルの上のものが確認できるだけで、食べものを取ろうとすると、テーブルをひっくり返してしまいそうだった。
「うぅ〜。届かないよぉ〜。」
アスラがぴょんぴょんと飛び跳ね続けてると、急に抱きかかえられ思わず
「うわっ!!」
と小さな叫び声をあげ後ろを振り返った。そこには眼鏡をかけた比良坂事務所のノクティルカの姿があった。
「驚かせてしまった申し訳ありません。何か欲しいものがあったら取ってさしあげようと思いまして…。」
アスラは、きょとんとした目でノクティルカの姿を見つめたが、『悪い人』ではないと理解し、
「うんとねー。このおにくとねー。きのこのスープがおいしそうだからたべたいな〜」
ノクティルカは、一度抱き上げたアスラを下すとアスラが指差した料理を取り分けて、まずスープをアスラに渡した。アスラは、スープを口に含んだ
「むー!!おいしー。おいしいね。」
喜ぶアスラにノクティルカも
「お口に合ったようで何よりです。」
と答えた。その後もアスラはノクティルカにいくつかの料理を取り分けてもらった。
「ごちそうさまー。もうおなかいっぱいなの。とってくれてありがとー。」
「どういたしまして、…。ところで貴方の名前は?」
ノクティルカは、なぜこんなところに幼子がいるのかが気になった。おそらく美冬が連れてきた友達のうちの誰かとは思うのだが…。ひとまず名前だけ聞くことにした。
「わたしは、アスラ・エルポッド。おにいちゃんは『にゃんこちゃん』だよね。」
ノクティルカは「にゃんこちゃん」という言葉に動揺したが、「子供の戯れ」だろうとすぐに聞き流した。
「私の名前は、『ノクティルカ』と言いますよ。」
「ノクテ……?……のくにゃん!!のくにゃんだ!!」
アスラの声に梢蘭が駆け寄ってきた。
「あっ、アスラちゃん。ノクティルカさんとお話してたの?」
梢蘭の問いかけにアスラは嬉しそうに
「うん。のくにゃんにお料理取り分けてもらってたの!!」
と答えた。梢蘭は、少し困ったような表情を浮かべ、ノクティルカに向かって一礼し
「スイマセン。アスラちゃんの面倒見てもらっちゃって…でも、人見知りのアスラちゃんがこんなに懐くなんて…珍しいわ〜」
「うん。のくにゃんはとってもいい人だったよ〜」
何度も『のくにゃん』と呼ぶアスラに困惑したノクティルカは
「アスラさん。その私のことを『のくにゃん』と呼ぶのはやめていただけませんか…?」
と小声でアスラに言った。



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