サンタクロース物語

一人前のサンタを目指す少年の成長記
+テキストごった煮
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Page10 〜to talk with you

 いよいよ予定通りの更新となれば再来年の春には完結を迎えるサンタクロース物語。今季は簡潔にに向けて一気にまくしたてますよ〜(`・ω・)
そして、さらに全年齢向けから遠ざかっていきます

今回、文中に性的な物を匂わせる表現があります。苦手な方はスルー。

まさかのときめきさんたりある。登場人物男女含めほぼ全員が三太に気がある件(爆)
愛され主人公すぎる。さんたのくせになまいきだ


勿論クリスマスでよそ様とのコラボもあります。今季の年末年始特別更新は、リッ君のトコとコラボ予定です。

JUGEMテーマ:小説/詩


かのあと、1年でサンタクロースの修業が終わる。
この島に来てから彼女。長老の家にいたスオウという女性が何度も夢に出てくる。だが、直接会って彼女と話したことは一度もなかった。なぜ彼女は、何度も俺の夢の中に出て来るのか、彼女の真意は何なのか?俺は、これを確かめに行くことにした。え?何で今まで確かめようとしなかったんだって? それは…真実を知るのを恐れていたからに他ならない。だが、このまま謎のままにしておくのはいけない。そんな気が最近してきたんだ。
長老の家を訪ねると、丁度長老は留守のようでスオウだけが家にいた。彼女は
「来てくれてありがとう。」
と静かに微笑んだ。彼女は自室に俺を招き入れた。部屋は綺麗に片付けられており、それがまた真っ白な壁と真っ白な床を引き立てていた。家具も机とベッドだけで、俺の想像する「女性の部屋」や俺の姉貴の部屋とは少しかけ離れていた。
「何か飲み物はいるかしら?」
と彼女は尋ねた。俺は
「じゃぁ…ホットココアがあれば、それで…」
と応えると彼女は頷いて部屋を出た。
1軒の家に男女が二人きりか…。急にシュチュエーションを考えてみると急に胸の奥がざわざわとしてきた。そりゃぁ俺だってオトコノコだもの綺麗な女性と二人っきりで会話っていうのを意識してしまうとなぁ……。とりあえず俺は、そっち系の妄想から意識をそらす為に彼女に聞きたいことを頭の中で纏めることにした。


空を飛んだ彼女をみたことがあるから彼女が亜人であることは間違いない。
クリスマスあの復活祭でライラと一緒に踊っていたのだから、おそらくライラと同等の高位置にいる亜人なのだろう。魔法を使って他人の夢に入ることも彼女なら不可能じゃない。

そう、俺が彼女に聞きたいことは

「なぜ 『俺』 の夢に何度も出て来るのか 」だ


「はい、温かいココア。」
ぼーっと考え事をしていた俺の視界に急に彼女がマグカップを持って現れたので、ドキッとした。
「あ、あぁありがとう…。」
そっけない返事をしてしまっただろうか?彼女の態度や表情が気になり、顔をあげると、変わらず静かに微笑んでいたので少し安心した。俺はココアを喉に流し込んだ。くどすぎる甘さもなく、温度も温かい…。いやいや、まったりしすぎると一番俺の聞きたかったことを聞きそびれてしまう!!俺は意を決して彼女に問うた。
「貴方はよく、俺の夢に出てくるんだ。俺の推測が正しければ…」
そこから先の言葉を続けようとすると彼女は、
「あら、嬉しい。夢に出るほど私のことを思ってくれているのね」
「んなわけねぇだろ!!ほとんど面識のないあんたの夢なんてそう何度も見るはずがない!!あんたが見せてるんだろう!?」
彼女のしらばっくれる態度にブチキレた俺は、思わず彼女の手首を掴み声を荒げた。
暫くの沈黙…。彼女が申し訳なさそうに口を開いた
「迷惑…だったかしら?そうよね…だからこうしてここに来たのよね。」
彼女の予想外の反応に、俺は戸惑った。掴んでいた手首を解き、自分の荒ぶった気持ちを一呼吸して落ち着け、少し怯えた表情の彼女の心を和らげる為に指に俺の指をゆっくりと絡めた。
「そうじゃない…迷惑なんかじゃない。ただ、確かめたかった……。」
いや…多分それは、違う…俺は…
「ずっと、貴方に会いたかった。夢の中でだけど俺を支えていた貴方に…この島に来れば貴方に会える気がした…。でも、知ってしまうのが怖いという思いもあった。でも、やっぱり…それじゃぁ、ダメだって思ったんだ。」

……よ、よく考えると今言ったことって、告白同然じゃねぇーか!!!!そう意識してしまうと急に体が熱を帯びてきた、彼女と絡めていた指先からも嫌な汗がにじみ出てきた。彼女の手が俺の汗で汚れてしまう。そう思った俺は慌てて指を振りほどこうとしたが、今度は彼女の方から身をすりよせきゅっと俺の手を握ってきた。

「私も、いつか貴方にこうしてまた顔を合わせて話が触れていたかった。こうしてあなたの体温を身体全部で感じたかった…。」

彼女の言葉に全身が激しく脈を打った。

「貴方は小さいころの私に似ていた。特別扱いされるのが嫌で、そこから逃げようにも逃げられなくて、諦めることが得意になって…。だから、私もあなたと同じ…貴方にこうして会うのが怖かったのね…。」

握りあった手とは逆の手でそっと彼女は俺の顔の輪郭をなぞった。いつの間にか体勢は俺が彼女に押し倒されてる形になっていた。顔をなぞっていた手の平はな首から肩へと降りていき、胸へと続いた。
「そんなにドキドキされたらこっちまで照れちゃう…。」
これまで、彼女になすがままの体勢だった俺は、その言葉に対抗する。
「『俺と同じ貴方』なら同じくらい意識してると思いますよ。」
あぁ、形勢逆転と言わんばかりに、彼女の手を振り落とし、逆に今度は俺が彼女を押し倒した。抵抗するかと思いきや、いとも簡単に彼女は俺に身体を預けた。俺は彼女の乳房のラインをなで激しく脈打つ部分をそっと撫でた。

「もっと、貴方の事が知りたい。あなたと話がしたい。」

思わず。お互いの思っていたことが重なって言葉になって口を出たことに笑いあった。










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